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失敗する事に意義はある?『FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー』【Netflixドキュメンタリー感想批評】

失敗する事に意義はある? 『FYRE_ 夢に終わった史上最高のパーティー』 【Netflixドキュメンタリー感想批評】

『FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー』は2019年からNetflixオリジナルとして配信されるアメリカのドキュメンタリー映画

『FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー』予告編 – Netflix [HD]

2017年にバハマで開催され、史上最悪の大失敗に終わったミュージック・フェスティバルの一部始終と事の顛末を追ったドキュメンタリーです。

日本でも2006年に「全く人がいないフェイス」として話題になった「ウドー・ミュージック・フェスティバル」があったのですが

「ファイア・フェスティバル(Fyre Festival)」はそれをはるか上回る伝説を作ったミュージック・フェスティバルなのです。

「失敗する事に意義がある」「失敗する事が経験になる」

そんな誰が言ったかわからない様な言葉を信じて人生を生きてきたブログ主ですが、このドキュメンタリーを見た後では

「度を超えた失敗はみんなの迷惑になるから辞めてください」と言う考えにシフトせざるおえませんでした。

「大きなリスクを取った一回目の挑戦が失敗した」

メディアのインタビューにそう答えたFyre Media IncのCEOである「ビリー・マクファーランド」は詐欺罪で捕まったそうです。

『FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー』概要

原題Fyre:  The Greatest Party That Never Happened
上映時間1時間37分
制作アメリカ合衆国
ジャンルドキュメンタリー
監督クリス・スミス
主な登場人物ビリー・マクファーランド
ジャ・ルール

『FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー』ファイア・フェスティバルの理想と現実の比較

① 理想のファイア・フェスティバル

出典:『FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー』予告編 – Netflix [HD]より

南の孤島のビーチに世界中の美女モデルが訪れ

有名ミュージシャンの音楽が流れる毎日

素敵な宿泊施設と一流シェフの食事

島へはプライベートジェットで移動

島の一部を勝ち取り自分だけの楽園にする宝探しゲーム

500ドル〜1500ドルのDAYチケットと航空運賃、高級宿泊施設を含むVIPパッケージが12000ドル(日本円でおよそ130万円)で販売。

人間として生まれたからには一度はそんな楽園行ってみたい!

誰もが羨む特別な体験をしてみたいですよね。

② 主催者ビリー・マクファーランドは天才か詐欺師か?

出典:『FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー』予告編 – Netflix [HD]より

そんな誰もが夢を見る最高の「ファイア・フェスティバル」を企画した主催者「ビリー・マクファーランド」は一言で言うなら楽天的な夢想家。

起業家と夢想家の境界線は曖昧ですが、無謀ともいえる妄想を企画、行動に移し沢山の仲間と融資を集めた熱意のある人物です。

結果として提供するはずだった全てのサービスが「嘘」になり

フェスが行われるまで誇大広告で人々を欺き続けた詐欺師になったわけですが

本人にその自覚がない、と言うのも怖いものですね

若い彼にとって「挑戦は意義のあるものだったはずで、失敗しても次がある」と言う言葉を信じてた故に暴走してしまった失敗だった様にも思えます。

懲役を終え、また挑戦を仕掛けるであろう彼に次のチャンスは訪れるのでしょうか

成功もしていない人が「失敗する事に意義がある」なんて言っても説得力がないけれど

彼がその挑戦を成功させた時にこそ初めて「失敗する事に意義がある」「失敗する事が経験になる」と言えるのではないでしょうか?

③ 現実のファイア・フェスティバル

出典:『FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー』予告編 – Netflix [HD]より

豪雨で濡れたマットレス、泥まみれで眠れない状態のテント

宿泊場所がないのに押し寄せる客、足りないスタッフ

ずさんな貴重品荷物の管理

夜が来て客同士が暴徒化し略奪が始まる

当事者達は生きた心地がしなかったそうですが

SNSで拡散された悲惨なフェスを見た人にとっては面白い話

ドキュメンタリーとして、まとめてみればまさに伝説

ある意味、史上最高のフェスになったわけです。

実際に存在しない楽園を売る事に成功した主催者

ビリー・マクファーランドは詐欺師ではなく天才なのかもしれませんね。

『FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー』感想まとめ

2017年にバハマで開催され、史上最悪の大失敗に終わったミュージック・フェスティバルの一部始終と事の顛末を追ったドキュメンタリーの感想でした。

正直130万円を余裕で払えるお金があれば「ある意味体験してみたい」事件なのですが

それははたから見てるからこそ言える言葉。

ビリー・マクファーランドはその後捕まるまでファイアフェスの顧客メールリストを使い

ファイアフェスと似た様な手口で詐欺を働こうとしていたそうです。

恐ろしいですね…

そしてもっと恐ろしいのはビリーを支え実際にフェスを作っていた仲間達がこぞってビリー一人に責任を負わせ物語を終結させようとしている事

夢とお金は素晴らしいものですが、それと同時に人を狂わせる物なのかもしれませんね。

皆さんも「度を超えた失敗はみんなの迷惑になる」ので

無謀な夢を追う挑戦や失敗はほどほどにしましょう。

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なめくじら
なめくじら
人間から退化した軟体生物 尊敬する武天老師様の教え 「よく動き よく学び よく遊び よく食べ よく休む」 をモットーに人生を模索中 絵を描くのと旅をする事とサブカル大好き 最近は時間をベトナム語の勉強と海外ドラマや映画に消費しています。 現在このサイトでは主に 【生きる希望を見出す為の「旅」と「サブカル」の発見】 をテーマに「雑記」を交え あなたが知らなかった新しいコンテンツに出会えるようにオススメを紹介しています。